日本の高速鉄道と軌間

日本の高速鉄道と軌間

日本の狭い軌間のレール

日本で鉄道を導入するにあたって、レールの幅は1067mmになりました。これはイギリスの進める1067mmの狭い軌間にするか、フランスの進める1435mmの標準の軌間にするかと、2つの国から技術提供を受けたからです。これは大論争となりましたが、日本は土地が狭い、山が多いなどのことを考慮し、省線は世界の標準よりも狭い1067mmを採用します。ただこの狭い軌間は、後に日本では大きな問題となっていきます。

電車のスピードを上げて安定して走るのは、軌間は広い方が良いのは言うまでもなく、スピードを求めるなら、世界標準の軌間が良いとされます。しかし弾丸列車計画など、国鉄では高速鉄道計画を進めていき、車体などの改良によって、狭い軌間でも高速運行を可能にしていきました。また、標準の軌間は必要なし、狭い軌間で、どんどん路線を充実させるべきという意見もあり、長らく狭い軌間のみを使っていきます。

日本は高度成長期に入り、鉄道も東京と大阪の間での輸送力を高める必要が出てきました。そこで計画されたのが、新幹線の開発であり、従来よりも2倍以上のスピードを出す計画を作ります。ここで鉄道のレールに採用されたのが、1435mmの世界標準の軌間です。こうして、1964年開業の新幹線により、日本も世界と同じ軌間のレールを使うようになったのです。